臼杵石仏
大分県別府駅からJRに乗って1時間移動すると臼杵駅に到着します。
そこに、国宝臼杵石仏があります。
凝灰岩に刻まれた60余体の石仏です。
ここには、1400年前に木彫りの仏像が、多く作られたという伝説が書かれています。
しかし、ここの石仏は平安時代から鎌倉時代にかけて製作されたものです。
誰が、どのような目的で造営したのかは謎になっています。
石仏の前には賽銭箱が置かれています。
これは九品の弥陀像と言われています。
かなり欠損しています。
釈迦三尊像です。
平安末期の作と言われています。
右から薬師仏、釈迦仏、阿弥陀仏となっています。
平安後期の作です。
中心は、金剛界の大日如来です。
右が釈迦如来、左が阿弥陀如来です。
平安末期の作です。
中心は地蔵菩薩、左右は十王像です。
鎌倉時代の作です。
お参りのための数珠が置かれていました。
この数珠、使わせていただきました。
中心は阿弥陀如来です。
平安後期の作です。
これが、この石仏群の傑作の一つ、阿弥陀三尊像です。
阿弥陀如来の左側が観世音菩薩、右側が勢至菩薩です。
やはり、平安後期の作です。
一番見たかった、古園石仏は修復中で、参拝できませんでした。
残念でした。
これは売店の脇に祀られている、古園石仏群の大日如来の仏頭のレプリカです。
現在は修復されて胴体もありますが、昔は仏頭だけが安置されていたそうです。
素晴らしい仏教芸術を見学しました。