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国東半島史跡めぐり

2016年3月31日、国東半島史跡めぐりのツアーに参加しました。

大分県国東半島は、路線バスがあまりないのです。

今回は、観光バスで周遊しました。

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宇佐神宮です。

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宇佐神宮は、725年に聖武天皇が創建した神社です。

全国に4万あまりある八幡宮の総本社です。宇佐八幡宮とも言います。

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八幡神とは応神天皇のことです。

普通、神社は、二礼二拍手一礼で参拝しますが

ここは、出雲大社と同じで、二礼四拍手一礼で参拝します。



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富貴寺です。六郷満山の寺です。

六郷とは、国東半島の来縄、田染、伊美、安岐、武蔵、国東の六つの郷のことで

六郷満山とは、718年に宇佐八幡神の化身とされる仁聞菩薩が開いた

天台宗寺院と、その衆徒の総称なのです。

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富貴寺大堂です。

九州最古の木造建築物であり、平安時代後期のものです。

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富貴寺大堂の内部です。撮影禁止なので、パンフレットの写真です。

内部は板敷で、四天柱で内陣が区切られ、中心に阿弥陀如来が安置されます。

この部屋は、極楽浄土なのです。

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本尊の木造阿弥陀如来です。

ご本尊も部屋の内部も、華麗な彩色が、ほどこされていました。



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この日の昼食、蕎麦定食です。

コンニャクの刺身など精進料理にしました。


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真木大堂です。

真木大堂とは、馬城山伝乗寺のことで、伝乗寺の各寺坊が衰退したので

それらの本尊を一堂に集めたものです。

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ここも撮影禁止なので、パンフレットを公開します。

一番左が、大威徳明王像です。他にも阿弥陀如来坐像など九体の木造仏があります。

平安時代の仏像です。


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両子寺(ふたご寺)です。

両子寺は、国東半島の最高峰、両子山(721m)の中腹にある寺です。

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両子寺の参道の両脇にある石造の仁王は、国東半島最大のものだそうです。

この寺の本尊も阿弥陀如来です。

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両子寺の護摩堂です。

内部には、鎌倉時代の不動明王が祀られていました。

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両子寺は、50円で鐘をつくことができました。



最後は熊野磨崖仏です。

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熊野磨崖仏は、田原山山麓にある、今熊野山胎蔵寺の脇の道を登った場所にあります。

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最初は普通の道ですが、途中から険しくなります。

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鬼が一夜にして積み上げたと言う自然石を乱積した石段です。

杖を借りて登って行きます。

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登り切ると、熊野神社があります。

熊野神社とは、熊野三山の祭神を勧請した神社です。

磨崖仏は、熊野神社の少し下にありました。

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不動明王です。8mあります。

ユーモラスな表情です。

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大日如来です。6,8mあります。

もしかすると薬師如来かもしれないと言われています。

いずれも、平安時代後期の磨崖仏です。

今回は素晴らしい仏教美術を鑑賞できました。
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