カオダイ教寺院
ベトナムのホーチミン市の北西のカンボジア国境に近いタイニン省にある
カオダイ教の総本山です。
カオダイ教とは、1919年、ゴ・ミン・チェンによって創設された
五教( 儒教、道教、仏教、キリスト教、イスラム教 )を土台とする
カオダイ(高台)の教えと言う意味です。
孔子や老子、釈迦やキリスト、そして哲学者のソクラテス
文学者の李白やヴィクトル・ユーゴー、トルストイなども聖人とされている
ごちゃまぜの新興宗教です。寺院の正面の写真です。
寺院の正面の上部にある、天眼、カオダイの目とも言われます。
これは、宇宙の原理、宇宙至上神とされています。
寺院の側面の写真です。
お祈りの時間は、正面からは入れません。
左から、孫文、ヴィクトル・ユーゴー、グェン・ビン・キエムだとされていますが
他の説もあるようです。
寺院の内部です。
仏教寺院やキリスト教会の影響を受けています。
柱には鉄筋が入っていないと言われていますが、本当かどうか、わかりません。
寺院内部にも、天眼があります。
この目は、左目なのです。
なぜ左目なのか、心臓に近い目であるからとか、
左目から縦に線を引くと、その線が身長の一番高い部分であるからなど
いろいろな説があります。
この三つの色は僧侶の衣服の色でもあります。
黄色の衣服は仏教を表します。
青は道教です。
仏教寺院で使われている、木魚や鐘があります。
赤は儒教です。
聖職者の衣服の色については、異説もあるようです。
中央が祭壇です。
これが、カオダイ教の御本尊様です。
ポケモンを想像してしまいました。
後ろに回り、天井を写すと、こうなります。
写真は、自由に撮ることができます。
カオダイの教えによると、一回目は釈迦、二回目はキリストが人類救済のために出現し
三回目は人類救済のため、東西の宗教を統一するとされています。
正午の集団礼拝が始まります。
0時、6時、正午、18時と、4回も礼拝が行われるそうです。
集団礼拝が始まりました。
一般信者の衣服の色は白です。
信徒数は、100万人とも300万人ともいわれていますが
若い人たちは少ないようです。